Page 25 - W225xH200_01-032.indd
P. 25

コートダジュール、アイズピリと過ごしたサントロペ




                 ルノワール、マチス、ピカソ、印象派から近年に至るまで、

                 フランスの画家は南仏を好んだ。

                 南仏コートダジュールには他の土地にはない特別な光がある。

                 そしてそこで描かれた絵画は独特の光彩を放つ。

                 ゴリチの父アイズピリもまたその光を求め、海沿いの街サントロペにアトリエを構えた。

                 父子はともにイーゼルを立て、家族とともにひと夏を過ごした。

                 パラソル松の下、子供や孫たちの賑やかな声と波の音を聴きながら、

                 二人の画家は絵筆をとった。

                 ゴリチの描く南仏風景からはサントロペの波の音が聴こえてくる。














                                                                                                                                                                                        19. パラソル松 12号
   20   21   22   23   24   25   26   27   28   29   30